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『波乱万丈 ~Missキムの10億作り~』 チ・ジニ/キム・ヒョンジュ/キム・ソンリョン/パク・コニョン

波乱万丈 ~Missキムの10億作り~


目次
制作/出演者
あらすじ
感想文
DVD/その他


■制作/出演者
放送/2004年韓国SBS
演出/チャン・ギホン(「ミスターQ」「トマト」「明朗少女成功記」)
脚本/パク・ヨンソン(「同い年の家庭教師」「彼女を信じないでください」)
出演/キム・ヒョンジュ(「日差しに向かって」「商道」「ガラスの靴」「百万長者と結婚する方法」)
   チ・ジニ(「ジュリエットの男」「ソナギ」「テジャングム」「春の日」) 
   キム・ソンリョン(「イヴの花園」「ジュリエットの男」)
   パク・コニョン(「サタデーナイトフィーバー」「ダンサーの純情」)
■あらすじ
奪われたものを取り戻すための10億作り。これも夢へのサクセスストーリーだ。
(1)キム・ウンジェ(キム・ヒョンジュ)は、しっかり者のOL。ユ・ヨンフン(パク・コニョン)は天文マニアの技術者。ふたりは結婚を約束していたが、式の当日になってヨンフンが「結婚できない…」と一方的に手紙をよこした。すでにウンジェはウェディングドレスを身に着けていたし、招待客たちも、ぞくぞくと会場入りしている。ウンジェは途方に暮れる…。
それを見ていたのがパク・ムヨル(チ・ジニ)だった。彼は婚礼写真の撮影を担当していたカメラマンで、たまたまそこに居合わせただけ。しかし、いくらなんでも可哀相で放っておけなくて、映画『卒業』のように式場からウンジェを連れ出してやった。これがふたりの(不幸の?)始まりだった。
ウンジェは愛するヨンフンに逃げられても、泣いてばかりもいられない。仕事を続けるが、なにも知らない会社の同僚たちは「新居を見たい」と言い出す。どうやら甘い新婚家庭を想像しているようすだった。ほんとうのことも言えずに仕方なく、ムヨルを夫役に立てて、ふたりで“新婚夫婦”を演じることに。これでふたりは夫婦ということになってしまう。おたがいにタイプではなかった。このまま別々の人生を歩むはずだった。

ところがムヨルの身に問題が起きる。彼の父親が事業に失敗し、逮捕されてしまう。その莫大な借金を返済するために、亡くなった兄の思い出が残る大切な家を、人手に譲り渡さなければいけなくなった。お金持ちのお坊ちゃんは、お金のために生きたことがない。大切な家を守るため、ムヨルは必死に働いて借金を返済しようと心に誓う。なんとしても家を渡したくなかったのだ。
住むところがなくなったムヨルは、ウンジェの新居に転がり込む。協力しあって、おたがいに欲しいものを手に入れようと、ウンジェを説得する。あの家を欲しがっているのはソ・ウギョン(キム・ソンリョ)という人で、ヨンフンの新しい恋人である。眺めの良い、あの家を買い取って、ヨンフンの欲しがる天文台を造るつもりなのだ。お金にものをいわせてヨンフンを奪ったのだ。だからふたりで協力してあの家を守れば(天文台が建たないようにすれば)、きっとヨンフンも諦めてウンジェのもとへと帰ってくるだろうと…。ウンジェは、ヨンフンと暮らすはずだった新居に、ムヨルを招き入れる。こうしてふたりは偽・夫婦として共同生活を始める。好きでもなんでもない、よく知らない他人同士。フィーリングも育った環境も違う。おたがいに、癇に障る共同生活の始まりだった。
ぜったいにこの家は渡さないと、ウギョンに宣戦布告する。しかし10億もの借金返済の道のりは遠く、朝から晩まで働いても10億には程遠い。ふたりは考えた。いっそのこと商売を始めてみたらどうだろうか。雇われの身より効率良く(うまくすれば一気に?)お金を稼げるかもしれない。ふたりは市場調査を終えて、花屋を開店することになった。

(2)花屋の商売は順調なスタートをきった。これで借金を返せる。開けた未来にふたりは喜んだ。
そんな折、ウンジェの勤める会社が大手の建設会社に吸収合併されることになり、ウンジェの前に、あのウギョンが、常務として現れた。ヨンフンを奪った相手がじぶんの上司になる。居心地の悪さを感じたが、ウンジェは知らんぷりして黙々と仕事をこなしていく。花屋も順調なことだし、今に見ていろという気持ちで力強く前進していく。
ウンジェの上司となったウギョンは、じつは心休まることがなかった。ただひとり心の扉をノックしてくれたヨンフンを捕まえることに成功したが、いつ心変わりしてウンジェのもとへと帰っていくかもしれない…。不安で、あの手この手で、ふたりを遠ざけようと、陰謀をくわだてる。借金取りのチョ社長を遣い、ウンジェとムヨルの商売を壊すのもまた、遠ざけるための陰謀だった。

ウンジェは窓際部署に配転させられる。花屋はなぜか、店先で道路工事が続く。おかげで売り上げがガタ落ちだ。ウンジェは苛立ち、営業妨害する人物と大喧嘩してしまい、通報され、警察に連行されてしまう。ムヨルに助けを求めるが、彼は他所でのバイト中でケータイの呼び出し音が届かないところにいた。そこからウンジェを助け出してくれたのは、ヨンフンだった。ふたりのあいだには、微妙な空気がながれ…。
あとで事態を知ったムヨルは落胆し、激しい嫉妬にさいなまれる。黙って、家を出る。知らずに募ったウンジェへの恋心。もともと、ウンジェはヨンフンを愛しているのだ、じぶんが出る幕じゃない。借金の返済日も近づいていたが、そのあてもなかった。

ムヨルが家を出ていったあと、ウンジェは打ちひしがれて、花屋をたたんだ。10億など、どだい無理な話だったのだ。
ウンジェは退屈な窓際部署で、ただボーッとして過ごしたが、退屈しのぎにデザインコンクールに応募してみると、なんと大賞を受賞してしまう。社内では、ウンジェへの評価がたかまり、またムヨルも喜んでくれた。ふたりはもう一度共同生活をやり直して今度こそ10億を稼いで借金を返済しようと、商売について猛勉強する。原価が安いスイーツの屋台に目をつけ始めてみると、これがお金になった。10億も、夢ではない…! 会社での評価と、屋台での稼ぎっぷり、それを横目に、ウギョンは内心穏やかではない。陰謀の質も、だんだんと悪質化していく。

ウンジェとムヨルは協力しあい、仕掛けられた罠に傷つきながらも、ひとつ1つ克服していった。おなじ目的に向かって努力するふたりは、まるで同じ船に乗った戦友だった。もっともムヨルはずっと前からウンジェのことを戦友以上の感情で愛していたが、ウンジェは結婚式当日にヨンフンに逃げられてしまったために、そのショックから立ち直れずにいる、ヨンフンを取り戻すことしか考えられなかった。もしも別の人を愛するのなら、10億を稼ぐ理由もなくなってしまうだろう。ムヨルとともに努力するかぎりは、ヨンフンを思い続け、奪い返そうと、つねに闘志を燃やし続けなければならない。ふたりの共同生活が馴染んでくるほどに、ウンジェはじぶんが分からなくなってゆく。いまでもヨンフンを愛しているのだと思うじぶんと、少しずつ惹かれていく、ムヨルへの気持ちと…。

一方、ウギョンは焦っていた。はやくムヨルの家を手に入れて、ヨンフンの欲しがる天文台を建ててしまいたい。それがヨンフンを確実にじぶんのものにできる唯一の方法だと思っていた。
ウギョンは、チョ社長を訪ね、屋台を完全に壊して欲しいと依頼する。チョ社長はウンジェへの恋心をひそめていたが、この仕事をはやく終わらせることが、ウンジェのためにもなると考えて、屋台に火を放つ。屋台は燃えて通行人は重症を負い、ムヨルも火傷して警察に連行されてしまう。被害者から請求された賠償金の金額も大きかった。もちろんこれもウギョンのさしがねだった。またもや10億への道が遠ざかる。ウンジェは途方に暮れてしまう。それを知ったヨンフンは、ウンジェを助けてやりたくて、ウギョンに懇願した。まだウンジェを思っている…、ウギョンは嫉妬するが、ヨンフンの願いを聞き入れるために、ウンジュに助けてやるための条件を出す。ヨンフンとの関係を絶つならムヨルの保釈金を出す、と。ウンジェは、承諾する。

賠償金を支払うために、ムヨルは大切な家を手放した。
それでも足りない分を、新居を解約してウンジェが支払った。
ムヨルの家も人手に渡り、ヨンフンとの関係も終わり、しかもウンジェとムヨルはじぶんたちが住む部屋すらなくしてしまった。さいわい大家さんが好意で地下の物置部屋を貸してはくれたけれども、そこはネズミが走りまわるような場所だった。
ついにヨンフンとウギョンの結婚式の日取りが決まったらしい。
ウンジェはなにもかも失ってしまった。

(3)ウギョンのいやがらせは続いている。社内に居残るウンジェが目障りだったのだ。意地で居残るウンジェは、ついウギョンを平手打ちしてしまい、それが知れて会社をクビになってしまう。
これまでの悪運は、すべてウギョンのしわざだった。
そのことを知ったウンジェは、なんとしてもウギョンに勝ちたいと思った。ちょうどその頃ウギョンの会社が、社運をかけたショッピングモールのコンペを行うことになっていた。技術者であるヨンフンの開発した新技術と、ウンジェの企画デザインを合わせれば、ウギョンに勝てる! そう確信したウンジェは、ヨンフンに協力を求めた。ヨンフンは迷いながらも承諾してくれた。

ウンジェとヨンフンはコンペの打ち合わせのため、関係が密になってゆく。これまで二人三脚でやってきたムヨルは蚊帳の外へと追い出されてしまう。明るい笑顔を見せる、ウンジェ…。ヨンフンは同居をやめろと言い出した。気持ちがウンジェへと傾いているのだ。ムヨルはウンジェの幸せを願い、身を引くことにした。
ウギョンはふたりの親密さを知り、激怒する。コンペの内容を盗んでくるようにとヤクザに依頼する。そのデータの入ったCDをムヨルは命がけで守った。ウンジェの笑顔を失くしたくなかった。

コンペが始まった。ウンジェが勝利した。波乱万丈の日々が報われる。ウンジェはヨンフンではなく、ムヨルを選んだ。
ふたりは、ながい長い険しい道を、ともに歩んできた、大切な戦友、愛しい人なのである。


■感想文
文句なしに面白い!
ほとんど期待せずに観た。キャスティングは豪華だけれど、題名が安っぽい、どうせラブコメ、笑って終わり、その程度だと思って観たら、とんでもなくよくできたドラマで、おそらく『波乱万丈~』を観て面白くないと言う人はいないのではないだろうか。韓国ではどれくらいの視聴率を取ったのか資料がないので分からないけれども、基本的に私たちは、ドラマ天国韓国で勝ち残ったドラマしか、日本語字幕付きで観られないと思うので、このドラマもそれ相当に視聴率を取ったのだろうと推測できる。いや、マジで面白かった。

さて、どこがそんなに面白いのか、少し詳しく書いてみると…、

まず本線は、ウンジェとムヨルの関係がどうなるのか。
ここを主軸にしてドラマは展開していく。
そして脇もよくできていて、たとえば、あのケチな大家さん、どのようにケチなのか、具体的に、きちんと描いている。そこから想像するに、大家さんに子どもがいれば、きっとひとりっ子だろうなと。やっぱり、ひとりっ子だった(笑)しかも、男の子のケチである。女の子だとネチっこいケチに育つだろうが、男の子だとオタクみたいになる。なんだかわけのわからない名言をいっぱい知っている、そういうケチになる。妙に納得する。そうだろうと思う。
それから、なんといっても、あのサラ金の社長と、その部下たちが、ユニークだった。よく人間味というが、チョ社長には、その味がある。たとえて言うなら、スルメ。その部下たちは、スルメの足。社長の下で、ゆらゆらと揺れている、それがおかしい。

ヘタな人が書くと、脇がこれだけ味が濃いと、主役2人のカラーが色褪せてしまい、あるいは、本線がどこなのか曖昧になってしまい、観てる人は混乱してしまうが、それがまったくなかった。
じつはこのドラマ、基本に忠実に描かれているのだ。上↑にあらすじを書いたけれども、きっちりと3幕構成を守っているし、もちろん、1話ずつ、きっちりと3幕構成で進んでいく。だから混乱することなく楽しめる。私はこういうドラマが大好きで、作って作って現場で全部壊すみたいな勢いで撮る、それができるのは、けっきょく基本に忠実に描いているからだ。壊しても大丈夫という自信がなければ、現場で役者さんたちに、自由に演じさせることはできないと思う。どう演じても、ホンが出来てるから大丈夫なのである。

主役2人について。
ここも基本に忠実だった。
お金を稼ごう! という命題を与えて、ふたりはサクセスし、最後のほうで、ウンジェが酒に酔っ払って言う、なぜお金を稼がなくちゃいけないのか、ここで命題を、もう一度振り返る。素晴らしい。教科書みたいなドラマだ。それでいて、落とすところは、ちゃんと落としている。ただのラブコメでは終わらないゾ、という意気込みを感じる。基本に忠実でありながらも、それ以上のドラマを作ろうとしている、その情熱を感じる。おお! 韓国ドラマだ! 私が韓国ドラマを好きな理由がここにある。なにかやってやろう精神がとても強い。めちゃくちゃでもかまわない。情熱を見せてくれ。いつもそう思って観ている。このドラマは情熱も見せてくれるが、それ以前に基本に忠実である。きっちりと作劇法を勉強して描いている。とても好感がもてる。笑って笑って、あとで思い返し、いや勉強した成果だろうと、じんわりと、尊敬してしまう。

大まかな線と、細かな線、その両方を、手を抜かずに描いている。みんなに愛されるラブコメだろうと思う。私は、とても楽しく観ることができた。節約の心とか、思い出したなぁ…。それから、もうひとつ。夫婦って、信頼関係のあいだで成り立っているのだよね。ウンジェとムヨルの10億への道は、そのまま夫婦になるための道だった、と思う。ひとつ1つ克服していくことが、おたがいの絆を深めることとなり、それは好きで結婚しようと思った、まだ始まってもいない相手(ヨンフン)など及びもつかないほどの、確かな絆だったと思う。だから結末もすごく納得できる。だってウンジェとムヨルは闘ってきたのだから。


■DVD/その他
B000EWRHBY波乱万丈 ~Missキムの10億作り~ DVD-BOX
チ・ジニ キム・ヒョンジュ チョ・ウンスク
竹書房 2006-05-26

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