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映画の味

男たちの挽歌ジョン・ウー監督の『男たちの挽歌』を思い出す。私はまだ10代で、場所は都内某所、誰かといっしょに夜中の映画館で観た記憶がある。誰といっしょに観たのか…、それは思い出せない、けれどこの映画の、さまざまな場面が、すでにストーリーさえも忘れかけた私の頭のなかにふっと浮かび上がって、ほとんど一方的に、せつない気持ちにさせる。あの映画館の椅子に腰掛けて観た、スローモーションで映し出される銃撃戦は、兄弟間の愛憎にまみれた苦しくも感動的な場面の連なりで、となりに誰が座っていようとおかまいなしに、ボロボロに泣いて観たものだ。どうしてあんなにも感動して観たのか。いまでも私は感動して観るのだろうか。それを確かめるため、もう一度観てみたい気もするが、いまのところ思い出すだけで満足している。
そういえば、フランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザー』も好きだった。いわゆる任侠ものは好きではないが、ドンパチだけが目的ではない映画は、私のようなヘタレでも楽しめるということだろう。思い出せば映画は、そのときどきの味がする。

そんな話を友人に聞かせていたら、某友人も忘れられない映画があるのだと言う。
香港かどこかの映画で、西城秀樹さんが出ている、なかなか西城秀樹さんが死なない映画だと言うのだ(タイトル忘れたらしい)。奥歯にモノが詰まって気持ちが悪いので検索してみた。たぶんコレではないか!? →香港B級アクション『天使行動
某友人が言うには、ありえないほど西城秀樹さんがひとり勝ちで、観る人すべてを元気にさせる映画だそうだ(笑)。
でもそのすぐあとに、西城秀樹さんじゃなくて、郷ひろみさんだったかもしれないと言っている(笑!)
ともかく、某友人が記憶しているのは、波打ちぎわを走る西城秀樹さん(郷ひろみさん?)、それを迎え撃つ、100人以上もの敵、「やっ!」とか「はっ!」とか言いながら、西城秀樹さんが、ばっさばっさと敵をなぎ倒していく場面で、100人対1人の戦いなのに、西城秀樹さんはかすり傷ひとつ負っていないという、そういうスゴイ映画だと言うのだ。
たしかに、それはスゴイ映画だ。
でもそれとこれとはずいぶんと話が違うじゃないか、と私がツッコミを入れると、某友人も、夜中の映画館で観たのだと言う。ただし、ひとりで観たそうだ。ひとりだけど、とてもハッピーな気持ちになれたと、ちょっと嬉しそうに、真面目な顔してそう言っていた。

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