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日本版 『ホテリアー』 ペ・ヨンジュン 上戸彩

ドラマの作り方について、ここで細かく“深読みれびゅー”をやってしまうと、あまりに、あまりな、感想文になってしまい(まるで公開イジメ状態だ)、視聴率も低迷していることだし、あらためて記事にする必要もないと思われる。けれども、日本のドラマ作りの現場で、韓国ドラマはどう見られているのか、逆にそのことが窺い知れたので、日本版『ホテリアー』に絡めながら、それでも私なりに書けることを書いてみようと思う。

まず検索して、みなさんがどう観ているのか、それを調べてみた。
日本版『ホテリアー』を観たブロガーたちは、口を揃えてほぼ同じことを言っているようである。
乱暴にも、それを一言に縮めて言ってしまえば、ドラマになっていないということだろう。「もっとこうすればいいのに」といった、まったくもって同感なご意見もいくつか拝見し、いったいプロとアマの違いとは何だろうかと、ふと考えたりもした。
ドラマになっていないとは情けないことである。お客さんを楽しませるどころかお客さんのほうが的を射たことを言っている。テレビ朝日の偉い方々が、思うように視聴率がとれないために、日本版『ホテリアー』について云々している記事も読んだけれども、お客さんをどうやって射止めるのか、そのことに終始していて、策と技術でなんとかしようとしているかのようで、正直、私は、違和感をおぼえた。

ここで新藤兼人監督の言葉を引いたら、監督に申し訳ないような気もするが…、

いのちのレッスン』(本家サイトに感想文を書いた)という本のなかで、「ベテランという名の“ニセモノのプロ”」 と題し、「どんな仕事でもほんとうのプロは、アマチュアの精神をもった技術のプロだと思っている。」と、おっしゃっている。策と技術でなんとかしようとするのは、まさに「ベテランという名の“ニセモノのプロ”」ではないか。日本版『ホテリアー』に限らず日本のドラマが軒並み低調なのは、“ニセモノのプロ”がドラマを作っているからだと思う。それは確かに配役が先に決まっていたり、スポンサーの意見が強かったりと、その他諸々の事情を抱えての仕事だろうが、どんな仕事でも、会社員でも自営業の方々でも、100パーセント自由にやれる仕事なんてないわけで、みんな事情や拘束のなかで仕事をしているわけで、限られた条件のもとに、どれだけ良いものを提供できるのか、策や技術から離れたところでアマチュアの精神で汗をかく、というのが、いまもっとも日本のドラマに求められていることだと思う。

韓国ドラマには、それがあると思う。アマチュアの精神で汗をかいている。続けざまに観ていくと、すごいドラマに当たってしまい、呆気にとられるときも間々あるが(中国、台湾ドラマは、もっと凄いぞ)、それだけ「なにかやってやろう」精神が強いのだろう、良い意味でのアマチュアの精神が息づいているのだと思う、、、、とこう書くと、「韓ドラなんて設定がどれも似ているしパターンだよね?」などと反発が返ってくる。あぁこれも後で書かなければいけない。言いたいことが多すぎて後で書く予定の記事が溜まっている、汗。

ひょっとして、リメイクが決まったとき、韓国版『ホテリアー』に忠実に作ってくれという要望が出ていたのかもしれないので、そのセンで考えてみると…。

韓国ドラマとは違い、日本のドラマは尺が短いから、放送回数を、半分にしなければいけない。これをどう半分にするのかで、ほとんど勝負が決まってしまう。
話を大幅に変えることができない場合、そのまま半分にしてしまえば、当然、ビデオの早送りのようになる。
たとえばコマ数が1から10まであるとして、これを半分にすると、コマ数が5になるから、単純に早送りすると、1、3、5、7、9のコマが映し出されることになる。1と3のあいだを繋げるために、無理に伸ばして、くっつけるわけだ。だからクサいセリフを連発したり、無理な設定で押し通したり、およそ、ありえないことを、役者さんたちの演技力だけを頼りに尺を半分にしようとする。もうこの段階で、ダメだと思う。検索してみると、上戸彩さんのことについて書かれた記事が多かったけれども、言い換えるとそれだけ役者さんたちに、負担をかけているということだ。ドラマはチームワークで作っていくから、たとえ上戸彩さんがどうであれ、周りがそれをサポートしていけばいいだけの話で、日本版『ホテリアー』の場合はサポートどころか逆に足を引っ張っていた。冷静に役者さんたちを見渡してみれば、演技派の良い役者さんたちも出ているし、上戸彩さんはじめ、みなさん、一生懸命に、演じていらっしゃったと思う。どんなに演技の上手な役者さんが演じても、このドラマはダメだったと思う。その1番の理由は、放送回数を、上手に半分にできなかったことだ。

いったい本線は何なのか。
それが曖昧だからガタガタになる。
韓国版『ホテリアー』の場合は、ソ・ジニョン(ソン・ユナ)とシン・ドンヒョク(ペ・ヨンジュン)のラブストーリーが本線に据えられ、その背景として企業買収やホテリアーたちの裏側などが描かれてゆく。
ここで重要なのは本線であり、背景はある程度チカラ技(多少、無理な設定)でも良いことになっている。本線さえきっちりと描けていれば、他はそう気にならないものだ。
ところが日本版『ホテリアー』の場合は本線が曖昧で弱い。韓国版では背景にしているところを本線なみに扱ってしまい、混乱している。だから凹凸がなく寸胴で、そこから逃れるために、いたずらに刺激剤を投入している。切り張りパッチワークになっている。これでもリメイク作品と言えるのかどうか…、結果として韓国版『ホテリアー』に対して、とても失礼なドラマに仕上がっている。

私は、ガラリと変える必要があったと思う。ガラリと変えても同じ話に作ることはできる(別の話にもなる)。それをやるには本線を見極めて、役者の配置を変えなければいけない。必要ならエピソードも1から作り直すくらいの情熱が欲しい。ソ・ジニョンとシン・ドンヒョクのラブストーリーを、韓国版よりも素敵に作らなければ、リメイク作品とは言えないだろう。日本人の感覚で、この2人はどうなるのか、そこを追求してこそおもしろいドラマへと発展していくのではないだろうか。加えて、韓国と日本では国が違うから、やはり人物も違ってくる筈で、それをそのまま切り張りして繋いでいくというのは、そもそも無理があると思う。ちょうど尺も半分にしなければいけない。これはどう考えても作り変えなければ放送できないドラマだったと思う。

ところで、話は変わるけれど、
2006年TBSで放送した『輪舞曲(RONDO)』に、チェ・ジウさんが出演されていた。こちらは視聴率はそう悪くはなくて、全11回/平均15.92%の結果だった。私も何回か観たけれど、やはり、韓国人の役者さんたちは、みなさん演技が重いので、日本の役者さんたちと一緒に演じると、ちょっと落差を感じてしまう。日本版『ホテリアー』のペ・ヨンジュンさんの場合も同様だった。日本と韓国には見えない壁があるらしい、苦笑。

このとき気になったのは、チェ・ジウさんのカットになると、韓国ドラマらしく演出の仕方が変わってしまったことだ。そこだけ別の話みたいに泣きのシーンや血縁のしがらみなどが拡大されていた。私は観ながら「あぁこんなふうに韓国ドラマは解釈されているのか」と思い、すこし悲しくなったりもした。人間ドラマとして観ているのではなく、韓国ドラマというカタチ、パターンで解釈している。そこには多分に偏見が混じっている。韓流ブームをあて込んで、チェ・ジウさんを外科手術のように移植して視聴率を稼ごうとする卑しさが、作り手の腹の底に見え隠れした。

日本版『ホテリアー』について考えていたら、この『輪舞曲(RONDO)』を思い出した。
韓国ドラマは敵ではないのだ。そう言いたくなるほど韓国ドラマへの愛が感じられなかった。リメイクする以上は、韓国版『ホテリアー』を、嘘でもいいから愛して欲しかった。

ホテリアー公式サイト
輪舞曲(RONDO)公式サイト
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